ナカメスタッフ募集第八弾は神戸店のOSから。
全く動じない人。
ブレない人。
掴みどころのない人。
これが、私の師匠であり、恩人であり、尊敬すべき人。松田先生。
私はナカメスタッフの中では一番古いスタッフではありますが、一番早く先生の元を離れたスタッフでもあります。
また、先生とは仕事の話になると、お互いにヒートアップして、怒鳴り合いの言い合いをする数少ないスタッフでもあります。
それもこれも、お互いにお客様にとって良かれと思う事について、最初は意見交換するのですが、多少ズレてくると、互いの考えのぶつかり合いになるので周りのスタッフは冷やしやしていたことでしょうね。
今は、東京と神戸で離れていますが、以前と変わらず、とことん納得のいくまで話し合いや、意見交換が出来る恵まれた環境で働かせてもらっています。
先生からのお墨付きで独立・・・と呼べる状態で巣立ったのではなく、『やってみて、見えていないものを自分の目で確かめたらいいよ』という私の性格を親以上に知り尽し、『やってみないと分からない』という実践型の私の行動を止めることなく、チャレンジさせてくれたのが松田先生なのです。
遡れば、幼稚園、小学、中学、高校、社会人になるまでスポーツとは切っても切れない縁で、まさに筋肉アスリート体型だった私にも、『脚を細くしたい』『華奢になりたい』という願望はありました。
もちろん、スポーツ一筋で身体を鍛えてきた私にとっては、思いつくダイエットとは、
①筋トレやランニングで鍛えて痩せる(引き締める?)
②食事量を減らして、体重を落とす
・・・現在、サロンへお越し頂くお客様と行動も考えもそう変わらなかったのですよ・・・(苦笑)
そんな時に、『食べて痩せて、下半身中心に落とせる場所が中目黒にあるよ!』と、悩める筋肉バカに教えてくれたのが、現在ナカメスタッフの一員として施術に当たっている成田さんでした。
スタッフとして働き始めたのは、私の方が先になりますが、ナカメダイエット経験者としては私よりだいぶ早く結果も出して、松田先生の技術の素晴らしさを体感している成田さんの経験談に早々に興味を持ち、すぐに初診予約をしたのを覚えています。
ただ、私の場合、そこからは他のスタッフと違う道を歩むことになるんですが・・・・
もちろん、私の願いはたったひとつ。何度も言うようですが『脚を細くしたい』『華奢になりたい』
そんな淡い夢も、初回の数分で撃沈されることとなるのです・・・
『私、華奢になりたいんです!!!』
『ムリやな!!』(←松田先生の即答)
『・・・なんだって??????意味がよく分からないんですけど~』(私の心の叫び声)
要は、私の場合、下半身だけでなく、全身に付いた筋肉はなかなか落とせないという、至って簡単な状況説明。
もちろん、その当時も格闘技をしたり、ジムに通い筋トレを習慣化している私にとって、当然鍛えるのと細くすることは別という説明も、腑に落ちるどころか、怪しさと不快感さえ増す初めての施術でした。
ところが、2回目の施術時には、数値は変わらないまでも、脚のラインがキレイになっていることに気づくほどになっていました。
ただ・・・私の『お客様』としての経験はそこまで。
その当時、松田先生がひとりで行なっていたサロンを規模拡大する為に、スタッフを募集しているという話を先生から伺いました。
もちろん、同時期に数名に声を掛けているから、他の人で決まってしまえば、あしからず・・・というもの。
言わば、先生直々に『スカウト』してもらった・・・と、私は思っています(少々、美談になってはいますが・・・)
その当時は、今のナカメサロンの盛況ぶりは想像もつかないほど、閑古鳥状態で、松田先生はお茶して空いている時間を過ごしている日も多かったと、記憶しています。
現在のスタッフになるまでの経緯とは全く異なってはいましたが、初めてのスタッフになる資質として先生が目を付けたのが、『明るさ』『元気さ』ということ。
更に、私には『体力』と『根性』がプラスαされていたからだと。
今となっては本当に不思議なほど、ほぼ"即断"で、先生には早々に連絡を入れ、最初に連絡をしてきたのが、私だったと知りました。
これが、『ナカメのOS』の誕生秘話です。
施術内容も、スタッフとして迎え入れてもらってから、現在に至るまでだいぶ様変わりしました。
もちろんその都度、丁寧に教えてくるのではなく、私の場合は施術を実際に受ける側になりフィーリングを掴ませるという手法でした。
ナカメでの仕事の覚え方は基本『自分で考える』です。
私は、頭で考えるのが苦手で、身体がすぐに動くタイプだったのですが、どちらが先であっても、この2点が一致さえすれば、全てはシンプルに物事を捉えられることを実践で掴みました。
何度も壁にぶつかり、いろいろな事に遭遇し、その都度適切な対応だったかを悩み、その繰り返しで今日に至っています。
私はスタッフとして受け入れてもらった点でも、仕事の覚え方に関しても例外であったかもしれません。
ただ、私にとっては『きっかけを作ってもらったのは松田先生。でも、ここまで育ててもらったのはお客様』という気持ちは、神戸へ移った今でも変わりません。
かれこれ8年前になりますが、当時、サロンで働き始めて、担当させて頂くお客様はすべて松田先生が自ら施術をしていたお客様ばかりでした。
もちろん、私の施術技術の未熟さ、不十分な対応、どれをとってもご指摘を頂く毎日。
その毎日の中でも遣り甲斐をもって、黙々と施術に打ち込めたのも、お客様から『上手になったわね』『先生とはまた違った丁寧さが嬉しいな』などの励みになるお言葉を頂いたことに尽きます。
今の私の基盤となっているのは、まだまだ未熟だった私の成長を、急かさず、でも時に厳しく、温かく見守り続けてくださった多くのお客様の
お気持ちの数々です。
早く上達したくて、自分には合わない勉強法を模索したり、真似たりと、ジタバタしている時期もありました。
筋肉や骨の勉強をして、身体の仕組みを頭に入れて・・・と、知識を詰め込むのが一般的な勉強法ですが、そんな方法は必要ないのがナカメ流だと思います。
現に、私は与えられた本を読めば眠くなり、先生の説明話が長くなれば気が遠くなるほど、頭を使い始めると眠くなる特異体質でしたから(笑)
ただ、ナカメスタッフとして働くようになって、『学び方を学んだ』と、最近特に感じます。
おそらく、神戸へ来て、ひとりですべてに対応をしないといけない環境になったからだと思います。
アタマを使うことは相変わらず苦手ですが、すべてをひとりで抱えるようになった今の立場では、よく考えるようになりました。
悩んで考え込むのではなく、色々なことに興味を持つようになり、問題意識を持つようにもなりました。
考える癖が自然とつくようになると、多少のことでは精神的にぶれなく(図々しくなった?)なったように思います。
成長は、自分自身で評価するものではなく、周りが認めてくれるものなのかな、と私は思います。
ただ、この仕事に携わる上では、評価はお客様が直球で判断してくださいます。
やる気だけではナカメスタッフは務まらないと思う反面、仕事の喜びや苦しさをバネに変えて、パワーにチャージできる資質とタフさがあるのであれば誰にでもスタッフになるチャンスがあると思っています。
技術だけが素晴らしくてもダメ、精神的フォローや優しいだけでもダメ、やはりバランスの良いスタッフが、ナカメには多く在籍しているな~と改めて同じ方向を志している仲間の素晴らしさを実感しています。
神戸サロンをオープンして4年目の私は、まだまだ発展途上中です。
ただ、相変わらず先生と呼ばれることに慣れずに、やはり神戸でも『OS』です。それでいいと思っています。
どう呼ばれるかや、威厳があるかどうかより、お客様の喜びや辛さを一緒に分かち合えたり、お客様が迷っている時に道しるべになったり、時には、足りないものを補う術を授けるお手伝いが出来るようになれることが一番大切なんだと、日々感じています。
私自身、仕事人の前に、一人息子を育てる母親でもあります。
仕事での立場、母親としての立場、有難いことになんとか両立が出来ています。
色々な立場を上手に切り替えながら、毎日悔いなく過ごせていることに感謝しています。きっと大好きな仕事に携わっているからでしょうね。
先がどうなるかなんて誰も分かりませんが、これまで自分で決断して突き進んできた道は、自分次第でどうにでも変えることが出来るということをこのナカメサロンで仕事をしながら経験してきました。
お客様だけでなく、ナカメマジックで変身出来たのは、私自身かもしれません。
ナカメダイエットの経験者の方はもちろんのこと、人の喜びを自分の喜びに変えることが出来て、常に変化し続けるナカメサロンの仕事に興味がある方には、とても奥の深い仕事場であると思います。
OSに、恩人と思ってもらえているのはありがたい。逆に、初期の頃から裏切らずについてきてくれて感謝している。
昨日、ナカメサロンの大掃除の後、納会をやった。みんなよく食べるしよく飲む。ある人からは、ナカメの雀ガールズといわれるくらい、元気で明るくて、おしゃべりである。
そんなメンバーを見ていて、いいスタッフに恵まれたな、とちと照れくさいが、正直に思う。
こんなナカメのスタッフになりませんか?
興味を持たれた方はメールいただけると嬉しいです。
※これは個人の感想です。成果や効果を保証するものではありません。