歯科衛生士のYさんは、昨年の3月が初回で今日で16回目の来店である。
うちのサロンに来るようになったのは、勤め先の歯科医院のお客さまだったMさんがきっかけだったそうだ。
「Mさんは来院の度に細くなっていたし、歯ぐきが綺麗になっていた」
と言われる。
Mさんは10キロの減量。血液が綺麗にならないと、歯ぐきは綺麗にならないから、いいダイエットをしている、と思ったそうだ。それでMさんの紹介でYさんもうちのサロンに通うようになった。
Yさんは、全身痩せコースだったので、下半身痩せコースとは違って月3回くらいの来店頻度。9月下旬の14回目で、約10キロの減量だった。
順調に減っていたのだが、歯の治療でステロイドを打ってから、体調を崩して、リバウンドしてしまった。9月下旬から1月の今日で3キロほど戻している。体調を崩しても、自分の雇い主の治療だから、文句も言えなかったらしい。
今日はマウスピースをしているので、どうしたのか尋ねたら、
「顎関節症」と言われる。
また、薬を打たないと治らない、と脅されたらしい。
「薬を打つのは、もういやだ」と言われるので、
ついでに診てあげたら、口を開くときに左にずれる。
「あくびをするときが痛い」らしい。
触ると、左の耳の下に凝りがある。
「触られると痛い」と言われる。
凝りを緩めて、整骨的な施術をすると、カクッと音がして、ズレが直ったようだ。
「口を開けても痛くない。先生は名医だ」
と言ってくれるが、歯医者さんとは違う観点から身体を診て施術しただけのこと。歪みを、下半身から取っていって、最後に頸の調整と、顎の調整をして、たまたま、その施術がツボにはまっただけに過ぎない。歯医者さんに対抗する気はないので、それは否定した。
ステロイドで3キロリバウンドして、まだ体脂肪率が30%以上ある。
「あと10キロは痩せたいので、長期戦で取り組みたい」と言われた。
しかし、長期戦の心構えでは、痩せられない。
今までのダイエット指導の経験上、長期戦でやりたいと言った人で、うまく痩せた人はいないことをお話した。
結果的に長期戦になっても、短期決戦の心構えでないと、うまく痩せられないのだ。身体は常に現状維持をしたがっている。そんな身体に、ちょっとずつ痩せればいい、というくらいの甘いダイエットでは挫折する。
だから、うちのサロンでは2ヶ月8回で5キロ減量2サイズダウンの下半身ダイエットが目安なのである。
※これは個人の感想です。成果や効果を保証するものではありません。