施術を受けたお客さまからのメール。
N様
いつもお世話になっております、Oです。
最近よくふくらはがぎがつるのですが、何かいい対策はありますでしょうか。
右ふくらはぎをつりすぎて歩くのに支障がでるくらい痛いです・・
何かアドバイスをいただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
Nの返信。
Tちゃん!おはようございます♪
ふくらはぎのつりについてですが原因は色々あって、冷えやミネラル分の不足だったり腰のゆがみだったり・・・。
最近急に寒くなったので足先の冷えには要注意です。レッグウォマーなどお勧めですよ!
そしてミネラル分の補給ですがお昼のサラダにキノコ類やワカメ。
スポーツ選手などはポカリスエットなどの電解質を多く摂ると改善されるという方もいらっしゃいます。が、ナカメダイエット中なのでポカリを摂るならお食事といっしょがいいかも!
でも毎日体重を計ってもらっているので減りが悪いようだったらちょっと様子みてみて!
あと腰のゆがみについては今日いらっしゃれるお時間があったらみる事ができるのですが如何でしょうか?
返信お待ちしております。
下半身ダイエット専門<中目黒ダイエット整体サロン>スタッフN
と返信しているが、内容に違和感を感じたのだった。
このブログは、ナカメ未来店の方だけでなく、既にナカメに通われている方も読んでいる。スタッフも当然のこととして読んでいる。お客さまにもスタッフにも共通する前提の間違いがある、と思った。
まず、一般的なふくらはぎのつりなら、Nの返信メールでもいい。だが、ナカメの施術後のふくらはぎのつりなら、ナカメの施術法に関係がある。
Nには、
Nちゃんへ
サイズダウンの時に、やり過ぎていると思うよ。
伸ばし過ぎか?目盛りを上げ過ぎか?
下半身ダイエット専門<中目黒ダイエット整体サロン>ボス松田
とメールした。
このメールが来た後、アシスタントスタッフとして働いている荒井と、この件について話す機会があった。さすが、エステの元教官だけあって、エステの技術にも知識にも精通している。おかげで、うすうす感じていた疑問が解けた。
まず、自分の体験から話してくれた。ふくらはぎをもっと痩せさせようと、ナカメのサイズダウン用の器具、器械を使って、施術の合間に自分でやってみたそうだ。すると、1日経ってから、太ももの付け根にある鼠蹊部のリンパ節に詰まりを感じた、と言う。
なぜなのか。荒井が身体で感じた違和感と今回のメールの件がリンクしたのである。
下腿部に、サイズダウンの新兵器「ビリビリ」を6点掛けしたそうなのだ。そうしたやり方は、「一カ所、黒黒・白白でパッドは4点、1分間」と私が教えたやり方にはない。ただ、多くかければもっと効くと思ったそうなのだ。
その結果の下半身のだるさ。
身体の感覚に敏感で、エステの知識のある荒井は、股のリンパ節で壊れた筋肉の老廃物が渋滞している。渋滞しやすい身体だからこそ、下半身太りになりやすいし、むくみやすい、と言う。
そもそも、下半身ダイエットを必要とする人は、下半身の血液循環だけでなく、リンパの流れも悪いのだ。
私は、血液循環の方に目を付けてサイズダウン整体を開発した。筋肉が広範囲に微細に壊れたら修復のために血液が集まってくる。その修復力を利用してサイズダウンができるのではないか、と考えた。
一方、エステでは従来からリンパの流れに注目している。
荒井曰く、リンパの流れだけを良くしても下半身ダイエットは実現できないけれど、やはりリンパの流れも大切ということである。
血液の流れが上水道なら、リンパの流れは下水道。
ナカメでは、バランス整体で骨盤周りの血液やリンパの流れを良くしている。その上で、サイズダウン整体で筋肉を広範囲に微細に壊す。血液を下半身に集めて老廃物を流してしまおう、という訳だ。
だが、通る車が多すぎたら道は渋滞しやすいし、道路が交差するようなところではなおさらである。同じことで、筋肉を壊し過ぎれば、リンパの下水管を詰まらせてしまう。
しかも、血液は60秒くらいで一巡するそうだが、リンパ液が巡るのには12時間から24時間かかるそうで、12時間くらいで巡るのは代謝のいい子供たち。年齢が上になるほど悪くなるそうだ。
まして、下半身ダイエットを求めてくるお客さまなら、なおのこと。かえってむくんだり、だるさがひどくなったり、今回のようにつりやすくなるのだそうだ。
以前のサイズダウンのやり方のように渋滞がひどくならない場合は、ナカメ式下半身浴がそれを防ぐ働きをしていた。
新しいサイズダウン法にしてから、以前に増してサイズダウン効果が上がるようになっている。皮下脂肪率の落ちが著しくなった。それだけ効くようになっている。やり過ぎの問題も顕在化しやすくなっている。
まだ、サイズダウン用の引っ張り棒の開発途中は、「ビリビリ」だけだったけれど、その時に、従来のようにぎりぎりまで筋肉を伸ばしてやる方法は改めている。痛みを与えるほどやる必要がなくなったのだ。従来のやり方に慣れている人には物足りないくらいである。
Nはお客さまが痛がるくらいのサイズダウンストレッチが得意だったから、なおのこと、やり過ぎ、伸ばし過ぎはダメだと注意していた。
今回の件は、実際にはNでなく、NについたアシスタントスタッフのYがやったこと。このお客さまのメールに前後して「一カ所に8点掛け、1分間以上」かけていたことが発覚して、これはやり過ぎだから止めさせたところだった。
だが、そうしたことを考えてやってしまう前提が問題だ。
多くやれば、強くやれば、もっと効く。と思っている。
善かれと思ってやってしまう。自分の思いや考えが先に来る。それは独善になる。
違うのだ。
確かに、刺激が小さかったり少なすぎれば効かない。逆に、強すぎたり多すぎれば傷める。修復力は人によって違う。個別に違う生身の身体に対しているのである。合わせるしかない。
ナカメダイエットのお客さまには、身体の声を聴くように言うけれど、それはスタッフにとっても同じことだ。
自分の思いや考えを先行することではなく、先にお客さまの身体の声を聴くこと。
後出しジャンケンと同じだといつも言う、ナカメの大原則である。
※これは個人の感想です。成果や効果を保証するものではありません。