泣き言メールをもらった。
特別枠8回で卒業したはずだったT嵜さんからだ。
松田先生、お元気ですか?
特別枠8回で卒業したはずだった(!)T嵜です。
デパートで美脚パンツを試着してから必ず卒業メールを送ると約束していました。しかし、卒業メールではなく泣き言メールです!
すごい勢いでリバウンド中です!
そう、皆が恐れ、でも立派に切り抜けている、悪名高いリバウンドです。
8回で4.5キロ位減量したのに、この短期間に軽く3キロは戻しています。
しかも上半身にはつかず、確実にお尻や太もものボリュームが復活しつつあります。見た目にも分かるし、実際メジャーで測っても数値が増えてます。
うぇ〜ん・゜゜・(>_<)・゜゜・どうしよう...。こわいよう。
気分がすぐに顔や態度に出るので職場で元気ないねって言われてしまいました。
あんなに頑張ったのに。。。
どうやら「頑張った」というのが曲者なのです。
先生のブログによると、成功した人というのは我慢も努力もせずに痩せられているようですが、実は私、ダイエット中にずっと凄まじい我慢をしていたんです。
もう8回が限界だ!という位。
炭水化物と甘い物に加え、肉・魚・卵・チーズ等の乳製品も食べられないというのが本当に辛くて、先生は「少しだったらいいから」とおっしゃていたけれど「少し」の加減も分からないし、脂肪も筋肉も落とさなきゃいけないのだから、減量しなくてはサイズダウンもあり得ないと思い詰め、我慢に我慢を重ねてしまいました。どうしても細くなりたくて。
けれどその結果、ダイエット前よりも食に対する執着がものすごくなってしまって、治らないんです。
数年前から趣味で楽器を習ってるんですけど、ダイエット中は病的に食べ物のことばかりをぐるぐると考えてしまって練習が手に着かなくなりました。
師匠から、
「Tちゃん、ダイエットなんか止めて沢山呼吸が出来る様に(※管楽器なので。)エネルギー溜めてね。エネルギーが沢山あれば好きな事がもっと出来るのだから。。」
とメールに書かれてしまう程ひどかったんです。
そうまでして必死に痩せようとしたのに、こうも簡単に戻しちゃってるところが何とも情けなく愚かなのですが、その時は気付いてなかった「我慢」の落とし穴を身をもって知る羽目になってしまいました。
8回目の直後から、ダイエットからの開放感と忘年会ラッシュがいっぺんにやってきて、連日本当にクレイジーな食べ方をしてしまいました。
特に甘い物をおかしい位食べました。
お腹が苦しくても、食べてしまいました。最悪です。
昼は生野菜中心で量も控えめで、夜に弾けてしまうんです。
それでもはじめのうちは「げっ体重増えてるー」と思ったら昼食を少なくするとか抜くとかすれば落とせていて、なんだ何とかなるじゃんと高をくくっていたら急にドッカーン!と増えて数値がビクともしなくなりました。
その後はもう、何を食べても身になる感じで増えていきます。(ちなみに朝食抜き・半身浴はずっと続けています。間食は数回やっちゃいました)
わけのわからない食べ方をしているうちに胃が大きくなったっぽいです。便通も悪くなりました。
せ、先生、助けて...ヘーーーーーーールプッッッ!!!
と、たまらず今月の25日にメンテの予約を入れました。
でもその後に思った事なんですけど、8回を通い終えた私に残されている(のか???)「延長1ヶ月」という切り札。
年明けからメンテではなく延長で4回、週1で通えませんでしょうか。。
太もも前面のモリッとした筋肉のハリは改善されたので、今度は肉や魚を禁止にしないで(だからって沢山は食べないけれど)通常のナカメルール準拠でなるべく我慢や努力をしない、反動の種を蒔かないダイエットをして次こそ卒業時のサイズをちゃんと維持したいんです!
苦労せずにサラっと成功した人の卒業メールとかブログで読むと溜め息が出ますし、こんな不穏な気持ちでは年を越せません(泣)
私も爽やかな卒業メールを書きたいです。
待ち人数が520人というとんでもない事態、そして先生方のご多忙ぶりは承知しておりますが、何とかご許可下さいますよう切に切にお願い申し上げます...。
お正月は帰省しなければならず絶対にナカメルールが守れないので、(母はダイエット=悪と決めつけていて、3食たべないとウルサいし、何でも食べないとウルサいし、カロリーを気にするそぶりを見せるとお説教だし、おまけに30才の娘を育ち盛りの十代と勘違いしていて、やたら食べさせようとしてくるのです)年明け早々から再開できたらもう、非っ常〜に有り難いのですが。。。
とりあえず25日にメンテナンスを入れてあるので伺います。実際の状態を見て頂いて、是非相談に乗って下さい。
お尻・太もも周辺の肉が整体を受けたがってムズムズしています。
先生を悩ませてやっと卒業したはずだったのに、ご迷惑おかけしてすみません。
頼れるのはナカメだけです。宜しくお願いします m(_ _)m
オイオイこれじゃ、ナカメダイエットじゃないよ...という感想である。
我慢していたことは、このメールで初めて知った。ダイエット中は私にも隠していたようである。
ナカメダイエットがうまくいっていれば、我慢感と努力感はほとんど感じない。
我慢感と努力感があるのは、ナカメダイエットがうまくいっていないサインなのだ。何かおかしなことをやっている。それを突き止めて是正しなければ、反動がくる。
T嵜さんは「我慢の落し穴」に嵌ってしまった。
元々体脂肪率が低かったから、生理が止まるよと、毎回、中止を勧告していたが、結局、体脂肪率が10%を切っても止まらなかったので、8回卒業だったのだ。特異体質だろう。
意志の力で身体を抑えつければ、身体は逆襲する。
我慢というのは、意志の力で身体というバネをたわめたようなもの。
努力というのは、意志の力で引っ張っている状態。
意志の力はいつまでももたないから、限界がくれば急激に戻る。
だから、ナカメダイエットでは、意志の力は極力使わないようにする。
それなのに、といっても仕方がないが、意志力で我慢していたから、維持のときにも意志でコントロールしようとしている。
身体は最も身近な自然だから、手入れは必要だが、統御はできない。
それでは、身体に逆襲されて当たり前。当たり前だから心配はしていないが、これではまた引き受けねばならない。
今度こそ自己流を廃して、ナカメ流でやってもらう。
※これは個人の感想です。成果や効果を保証するものではありません。